狼の王さまに笑顔を。

段々近くなり、迷わず進む。



道の端っこでうずくまって泣いていたようだった。



「僕、どうしたの???なんで泣いているの??」



声をかけると顔を上げて涙目で私たちを見た。




「……僕ね、ママとはぐれちゃったのっ…ヒクッ…どこ行ったのママァァア!!」



また更に泣き出した男の子。



「よーしっ!お姉ちゃんが一緒に探してあげよう!!こんな所で泣いてないで、ささっ、立ち上がって!!」



「ちょ、音羽ちゃん…??ダメよ、帰らないと…」



「でも…小さい子こんな所に置いておけないし…」



男の子と手を繋いでジルさんに説得する。



「…うーん…それもそうね。早く見つけましょう!」



納得してくれたようで3人でママ探しをした。