「ところで…音羽ちゃん。改めてお詫びさせてもらえないかしら?」



「ええ!!いいですって!!!それに私もう気にしてませんよ!」



ここまで謝られると逆に申し訳ないというか…


私に頭が上がらないといった感じのジルさん。


これで最後だからと言っていた。



「それと同時に感謝もしたいの。私ね、音羽ちゃんに出会って自分を見つめ直したわ。そしたら良い縁談を貰ってね。今そのお方とお付き合いをしているの。」



「え!本当ですか!?おめでとうございます!よかったぁ、帰る前に幸せな報告聞けて。」



いつの間にそんな事になっていたとは思いもしなかったな〜


確かに出会った時のジルさんより今の方が生き生きしていた。