「これでよし…」



座って花を眺めていると、ガチャとドアが開いた。



「あ、ノア!」



「何してたんだ…?」



そう言いながら部屋に入り椅子に座って仕事を始めた。



「あのね!あと3日で帰るからお世話になった人に挨拶して回ってたの!!そしたらレオジィがスイートピーをくれたの!!」



「スイートピー…?」



「この薄ピンクのお花!!ほのかな喜び、門出、優しい思い出って花言葉があるんだって!」



「ふぅん…良かったな…」



「うん!すごく嬉しかった!レオジィのお花手入れ手伝うと色々教えてくれるから楽しいんだ!」



そんな世界とももうお別れなんだけど…


って、寂しくなっちゃダメ!!


しょうがない事なんだからっ!