狼の王さまに笑顔を。

ノアは私が体を震わせたことを逃さなかったのか


その男をみないよう私を優しく抱きしめた。



「お前か…?こいつをこんな目に合わせたのは…」



さっきの低い声になるノア。


きっと怒った顔になっているに違いない…


私は…そんな顔にするために…今まで頑張って来たの??


ノアに回した腕に力を込める。


ノアはちゃんと返してくれた。



「あ、あなた様はっ…国王…様?!何故このようなところに?!」


急に声色を変え慌てているのが分かった。



「うるさい、俺はこいつに酷い目を合わせたのはお前かと聞いているんだ。」