狼の王さまに笑顔を。

今までにないくらい低い声に驚きもう一度ノアの顔を見る。



すると目の前には眉間に眉を寄せ怒っている顔だった。



……初めて見た表情が…こんな怒った顔に…



そう思ったら更に涙が止まらなくなった。



「おいっ…泣くな…どうしたんだ…」



心配そうな顔になりいつもの声に戻った。


そこにさっき私を襲った男が来た。



「テメェ!良くも怪我負わせてくれたな!!」



ビクッ。


その顔を見ると、痛みに歪んだ顔をしていた。