狼の王さまに笑顔を。

笑っている場合ではない。


ノアに聞いた話を思い出して、恐怖が私を包む。


ここには沢山人がいるしそんな事する人なんて居ないと思いたいけど聞いたばかりの私は怖かった。



「ねぇ、そこのお姉ちゃん??君人間だよね??俺とちょっと遊ばない??」



知らない男の人に声をかけられた。



「い、いえ…私人探ししてるので…」



「なんだ〜…あ、そうだ!じゃあ俺が一緒に探してあげるよぅ〜」



「え!本当ですか!!ありがとうございます!」



ニヤニヤして私を見ていたけど、いい人みたいだ。


どんな感じ??と聞かれ、ノアの特徴を言う。



おっけ〜と、私の腕を取り歩き出す。