狼の王さまに笑顔を。

「隣街でいいか…?そこならたくさん物が揃ってると聞く…。少し遠いから馬で行けばよかろう…」



「あ、うん!ありがと!そこでいい!!」



そう言って、馬を2頭出してきた。


ん、ちょっと待って。


聞き逃してたけど!!



「ねえノア、私馬なんて1人で乗ったことない!!」



スタッフさんに誘導されて〜って言う乗馬体験ならしたことあるけど…1人では無理!!!



「…は…?んーまぁしょうがないか、人間は馬に乗る習慣がないと聞くしな…俺の前に乗せてやりたい所だがこの馬は1人乗りだから最低限のことを教えてやる…」



すると私を馬に乗せ最低限乗れるように教えてくれた。


まさかこの世界で馬の乗り方を教わるとは…



「どうだ…?少し歩いてみろ…」



教わった通りにやってみると…



「やった!!ちゃんと歩けた!!ありがと〜お馬さん!!!」




よしよしと首を撫でると返事をしてくれているのか、ブルブルと鳴いた。



「俺じゃないのか…」



ぼそっと言うノア。



「あ、ごめん、ノアも!!!!」



ニコッと笑うと、ふんっ。と軽々と馬に乗っていた。