「シルビオ!!!」



体を勢い良く起こし
パァっと明るい笑顔を見せると


木にもたれ掛かって私を見ていたシルビオも笑顔を返してくる。



「よっ!!久しぶり!元気そうで何より、音羽ちゃん♪」



監禁された以来で、のちにジルさんがシルビオの妹であることと、ひたすら謝っていたとノアから聞いていた。



「どうしたの?ノアに用事?」



「あぁ、そんな所かな。そこを通ったら音羽ちゃんが大の字で寝てたから30分くらい前から見てた!」



30分も寝顔見られてたの?!


なんで起こしてくれないの?!


恥ずかしくて戸惑う。