「……え？」



かすれた声がでた。



「ほっとけない。俺、瑠奈のこと」



カンカンカンカンと頭で警告音が鳴っている。




これ以上聞いてはいけないと。







これ以上聞くと、







聞いたら、












「……………瑠奈、まだ出会って時間も経ってない。お互いのことまだまだ知らない。それでも、俺は」








ドクンッドクンッと鼓動が早く波打つ。





聞いてはいけないと分かっているのに、





分かっているのに、、









「俺、お前のこと好きだ。」







「かな、と………」






「ごめん、彼氏がいるのは分かってる。分かってるけど、俺、、、俺が、 俺が瑠奈のこと、幸せにしたい。」






さっきよりも早くなる鼓動。




「瑠奈、、俺にしませんか、？？いや、俺にして下さい。絶対幸せにする。悲しませたりしない。だから、」