「キツイよな…
でも、速く行かなきゃ誰かに会うかもしれないから…
動けるか?」
「うっ…うん…」
パァン!!!!
「あらら〜ごめんなさいね〜」
えっ!?
この声って委員長じゃない!?
「委員長…だよな…
お前どうしちゃったの?…」
「あはははははははっ!!!!
私ね今死んじゃいけないの…妹とお母さんを助けなきゃいないんだから…
あははははははははははははははっ!!!!」
「委員長頭おかしいんじゃないか…?」
「うん…多分こんな所だから辛かったんじゃない?…」
委員長はすぐ辛くなると倒れちゃう人だったもん…
「すまねぇな…委員長…」
何か鎖の先に突起物のついたものを振り回している委員長に雪くんは走り出した…
そして理解してしまった…
雪くんが走り出した意味を。
「だめっ!雪くん!!!!」
雪くんは身軽に委員長の体に寄り、ロングソードを突きつけた…
「いやぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァあああああああああ!!!!」
誰かの笑い声と雪くんの泣き声を最後に私の意識は途絶えた…

