会長様は魔王であった




今日から始まってしまった生徒会役員。

という訳で絶賛困っています。


『今日から新たに生徒会で係を増やし、
執行部では新たな仲間が加わりました。』

なんとあの魔王は全生徒の前で新たな執行部メンバーとして挨拶しろなんて

(つまり公開処刑されろと言う事だろ!!)


何て叫びたいのを我慢し飲み込んでいるうちに私の出番になってしまった。


『生徒会長秘書、梶原 柑奈』

今までいた自分の席からスッと立ちステージのマイクの許まで向かう

此処は無難な挨拶でごまかそう

『生徒会秘書になった梶原柑奈です。
これから執行部としてよろしく』


朝会でまさかの歓声が聞こえてくるという在り得ないことが起こる

何にたいしてなのか分からないこの歓声を後にした。


これで生徒会での第一回目の仕事が終わったんだけど




「あそこで敬語じゃないところが梶原らしいよな!」

「堂々としてよかったが、やはり敬語ナシは見過ごせん」



(人の机の前で何話してるの)

そう、同じ生徒会役員の松原と水川さんがさっきの朝会について話し合っている


この二人とはクラスが一緒なのは知っていた。

だけど今まで話したイヤ挨拶すら交わしたことのない二人

もの凄くフレンドリーに喋りかけられてる




「梶原さん聞いているか?」