「行っても大丈夫ですかね?」
「大丈夫だけど傷が酷すぎてね。あんまり話せないと思うよ」
答えてくれたのは朔夜さん。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。
肋骨が折れて肺が傷ついたんだろうか...
代われるものなら代わってあげたい
そういう痛みにはきっと人より慣れてるから
ぐっと手に力が入る
「紅雨、手の力抜けって。爪刺さってるぞ」
武政くんの呼び掛けで手を見てみると掌に爪が食い込んで跡になっていた
「犯人って誰か分かってるんですか」
分かってるなら日和ちゃんと同等の、それ以上の苦しみを味わって貰う
分かってなくても探し出すまで
「人物像は分かってるんだけどね。繁華街で連れ去られたみたいで。同じ様な背格好の奴はゴロゴロと居るんだよ。」
つまり、特定出来ていない。
難航しちゃうかもな...
ん〜。と1人で悩んでいたら准司さんのバイクの音がした
「准司さん、帰ってきましたね」
やっぱり怖いのかな
皆急に静かになった
「大丈夫だけど傷が酷すぎてね。あんまり話せないと思うよ」
答えてくれたのは朔夜さん。
苦虫を噛み潰したような顔をしている。
肋骨が折れて肺が傷ついたんだろうか...
代われるものなら代わってあげたい
そういう痛みにはきっと人より慣れてるから
ぐっと手に力が入る
「紅雨、手の力抜けって。爪刺さってるぞ」
武政くんの呼び掛けで手を見てみると掌に爪が食い込んで跡になっていた
「犯人って誰か分かってるんですか」
分かってるなら日和ちゃんと同等の、それ以上の苦しみを味わって貰う
分かってなくても探し出すまで
「人物像は分かってるんだけどね。繁華街で連れ去られたみたいで。同じ様な背格好の奴はゴロゴロと居るんだよ。」
つまり、特定出来ていない。
難航しちゃうかもな...
ん〜。と1人で悩んでいたら准司さんのバイクの音がした
「准司さん、帰ってきましたね」
やっぱり怖いのかな
皆急に静かになった

