────────数日後



「姉さん達準備出来てる?」



覇陽の声で黙想から引き戻される



時間だ



戦争が...始まる



「出来てるわよ。行きましょう」




愛馬の元へ行くと白楊姉様がご自身の馬と戯れていた



「白楊姉様、時間です」



涙玉は白楊姉様が付くはずだった軍に行った



声を掛けると白楊姉様の顔が少し強ばる



嫌...なんだろうな



いくら自国を守る為とはいえ私達がやっている事はただの殺し




私も何回も戦争に出てるけど人を斬る感覚は慣れない




というか慣れたくない




慣れてしまったら本当に唯の人殺しになってしまう