異世界の男に恋をしました

「悪ぃ、少し頭冷やしに夜風当たってくる」


准司さんはそう言ってバイクの鍵を持っていった


水を飲んで震えも治まってきた頃


「紅雨ちゃん。」


朔叶さんが話しかけてきた


「何でしょう...」


朔叶さんはニッコリして


「いつも朔真と仲良くしてくれてありがとう。面倒臭い奴だけどこれからも頼むね」


「勿論です。さっちゃんは大切な友達ですから。」


朔叶さんのお願いにしっかりと答えた。


そう言えば


「日和ちゃんはどこの病院に運ばれたんですか?」


お見舞いくらいは行きたい


雛も心配してるから一緒に行こうかな


「しまざき総合病院。知り合いがやってる病院なんだよ」