異世界の男に恋をしました

懐かしい声


大好きだった彼の声


恐ろしくて堪らなかったあの時


私のせいで彼は変わった


彼の声が聞こえるのは何故?


生きているはずがない


存在するわけが無い


だって見たんだもの


彼の滅びの瞬間を


「喉乾いたな...」


寝ている間に汗をかいて服が若干張り付く


水を取りに行こうと思ってドアを開けたら


「どーゆー事だよ、それ」


准司さんの低い声が耳に入ってきた