「来たーーーー!!」

突然のさっちゃんの大声に身体がビクリと揺れる


入口を見るとさっちゃんによく似た童顔の男性2人が立っていた


さっちゃんは2人の元へ走っていってギューギュー抱き締めてる


「久し振りだなぁ、いい子にしてたか?」


さっちゃんは自信満々に頷いてるけど喧嘩してるの知ってるのよ


顔に大きな痣作って帰ってきた事もあったのに


でもさっちゃん、嬉しそう


本当にお兄さん達が大好きなんだろうな


「さく、ちょっと准司に会わせて貰えるか」


お兄さん...ちょっとだけ目尻の皺が多いから長男の朔夜(サクヤ)さんだと思う...の声が低くなった


きっと族関係なんだと思う


「朔夜さん、朔叶さんお久しぶりっす」