異世界の男に恋をしました

きっとだけど私准司さんよりも筋肉ついてると思う



最近は衰えが顕著に表れてるけど



「紅雨。聞きたい事あるんじゃないの?」



そうだった。



「最近倉庫でも学校でも准司さん准司さんって皆して言うのよ。何で?雛も日和ちゃんも言ってくるじゃない」



そこまで言って気付く



なんか2人とも驚いてる?



「待って紅雨。あんた気付いてないの?」


日和ちゃん、気付いてないって何が?



「「はぁ〜」」



「何で2人とも溜め息つくの。幸せ逃げちゃうよ?」



「そうだね〜」


肩に重たい腕が回される


「鴨さん...重たいです」



「気にすんな」



気にすんなじゃ無い!!



体重かけてくるから重くて潰れそう



「雛も日和も紅雨の世話大変だな」



この鈍感娘って付け足してる



鈍感娘って何よ。失礼ね



それにお世話はされてない!! はず。



「じゃあ鴨さんは何か知ってるんですか?知ってるなら教えて下さいよ」



ジト目で睨むと苦笑いを零された。



「もう...。本当に何なの」