扉を開けると准司さん達が好き勝手遊んでいた
鴨さんと武政くんは筋力勝負
日和ちゃんは爪のお手入れ
冴綺さんは携帯弄り
祈さんは...多分だけど。
女の子を口説いてる。
准司さんは窓の外を見ながら紫煙を燻らしている
その姿は夕日に照らされてより一層色っぽく見えた
「起きたか」
目線だけ移動させて准司さんは聞く
「起きました」
日和ちゃんが笑顔で手招きする
「紅雨ちゃんが背負ってるもんは分かんないけど。仲間なんだから、いつか言ってね」
いつか。
それはどれ程先なのか
もう直ぐか。はたまた言える日は来ないか。
くしゃくしゃと頭を撫でるのは准司さん
「もう遅い。家まで送る」
「え、大丈夫ですよ?」
時計を見るとまだ6時
夏が近いから外は明るい
「うちに姫ができたなんてすぐに知れ渡る事だ。この倉庫から出るのを誰かに見られて危険な状況になるのはお前だぞ」
そうでしたね
説明された訳じゃないから確信ではないけれど姫を人質にされたら迂闊に手を出すなんてことは出来ない
「じゃあ、お言葉に甘えて」
登る時は別に何も思わなかったけれどこの階段1段1段が高いから急斜なのね
「准司さん、まさかとは思うんですけど。
送るってバイクですか?」
恐る恐る聞くと
「当たり前だろ。眞弥さんをこき使う訳にはいかねぇし」
そうですよね。どんなバイクなんだろう
「大きいですね、バイク」
「当たり前だろ、大型だからな」
大型? なら中型とかも存在する?
「何て車種何ですか?」
「ドラッグスター 1100クラシック 気になるのか?」
首を縦に振る
車でも凄い興味があるのに2輪の乗り物なんてどう表現したらいいか分からないくらい惹かれる
目の前のバイクの説明をしてくれる准司さんは小さな子供みたいにキラキラして見える
「ふふっ...」
「何だよ」
心の中で笑ったつもりなのに声出ちゃってた
「いえ、楽しそうだなぁって思っただけです」
准司さんはそっぽを向いて
「いや別に。好きなもん人に教える時は皆こんなもんだろ」
って言い始める
さっきまでツンツンしてたのに顔を赤くして言い訳をしている姿が可愛らしく見える
「行くぞ、乗れ」
乗れって言われても
「乗れねぇの?」
乗ったこと一度もないですから
「セクハラとか言うなよ?」
「え?ちょっ、まっ」
准司さんは猫でも持ち上げるように私を軽々とバイクに乗せる
何をするのよこの人は!!
「頭動かすなよ〜」
ヘルメットって言ったかしら
それを被せて首紐を丁度いいキツさで締める
「准司さんって手綺麗ですね」
喧嘩なんてしてないんじゃない?
「そんなの初めて言われたけどな」
「そうですか」
「そうですよ」
何だろう。
ツンツンしてる総長としての性格と、この優しくて可愛らしい性格
准司さんの性格はどっちが素なんだろうか
「紅雨、俺の腰に腕回せ」
言われた通りに腕を回す
「しっかり掴まってろよ」
「スピード出さないでくださいね?」
「保証はできねぇ」
振り返ってニヤッと笑うとバイクを急発進させる
「珍しいな。普通急発進させると女はギャーギャー騒ぐんだけど?」
確かにびっくりしたけど騒ぐ程じゃない
こんなので騒いでたら金属器を身に纏って戦うなんて出来ない
金属器って実は憑代を身に纏うことが出来る
空を飛ぶことも出来るし、憑代によっては火を吹くなんてこともできる
凄いでしょ?
「風、気持ちいいですね」
気温も少し下がってきてて風が良い感じに冷たい
「だろ?だからバイク乗るんだよ」
確かにこれはずっと乗っていたくなる
見慣れた...って言っても昨日初めて見たけど家の周辺の景色になって行く
「もう直ぐ着くからな〜」
残念。もうちょっと乗っていたかった
バイクから降りて...というか降ろしてもらってヘルメットを返す
「准司さん、また後ろ乗せてくださいね!!」
「気が向いたらな、早く行け。俺が帰れねぇ」
またバイクに乗れる!!
心の中でガッツポーズをする
「ありがとうございます。帰り、事故しないでくださいよ?」
「当たり前だろ」
自信満々に笑うとしっしっと動物を追い返す時のような手の動きをする
頭を下げて踵を返す
バイクの走り出す音が聞こえる
何か...准司さんってよく分からない人
そうそう涙玉に電話してって言われてたんだった
お風呂入ったら電話するかな
無邪気に笑う可愛い妹の姿を思い出した
鴨さんと武政くんは筋力勝負
日和ちゃんは爪のお手入れ
冴綺さんは携帯弄り
祈さんは...多分だけど。
女の子を口説いてる。
准司さんは窓の外を見ながら紫煙を燻らしている
その姿は夕日に照らされてより一層色っぽく見えた
「起きたか」
目線だけ移動させて准司さんは聞く
「起きました」
日和ちゃんが笑顔で手招きする
「紅雨ちゃんが背負ってるもんは分かんないけど。仲間なんだから、いつか言ってね」
いつか。
それはどれ程先なのか
もう直ぐか。はたまた言える日は来ないか。
くしゃくしゃと頭を撫でるのは准司さん
「もう遅い。家まで送る」
「え、大丈夫ですよ?」
時計を見るとまだ6時
夏が近いから外は明るい
「うちに姫ができたなんてすぐに知れ渡る事だ。この倉庫から出るのを誰かに見られて危険な状況になるのはお前だぞ」
そうでしたね
説明された訳じゃないから確信ではないけれど姫を人質にされたら迂闊に手を出すなんてことは出来ない
「じゃあ、お言葉に甘えて」
登る時は別に何も思わなかったけれどこの階段1段1段が高いから急斜なのね
「准司さん、まさかとは思うんですけど。
送るってバイクですか?」
恐る恐る聞くと
「当たり前だろ。眞弥さんをこき使う訳にはいかねぇし」
そうですよね。どんなバイクなんだろう
「大きいですね、バイク」
「当たり前だろ、大型だからな」
大型? なら中型とかも存在する?
「何て車種何ですか?」
「ドラッグスター 1100クラシック 気になるのか?」
首を縦に振る
車でも凄い興味があるのに2輪の乗り物なんてどう表現したらいいか分からないくらい惹かれる
目の前のバイクの説明をしてくれる准司さんは小さな子供みたいにキラキラして見える
「ふふっ...」
「何だよ」
心の中で笑ったつもりなのに声出ちゃってた
「いえ、楽しそうだなぁって思っただけです」
准司さんはそっぽを向いて
「いや別に。好きなもん人に教える時は皆こんなもんだろ」
って言い始める
さっきまでツンツンしてたのに顔を赤くして言い訳をしている姿が可愛らしく見える
「行くぞ、乗れ」
乗れって言われても
「乗れねぇの?」
乗ったこと一度もないですから
「セクハラとか言うなよ?」
「え?ちょっ、まっ」
准司さんは猫でも持ち上げるように私を軽々とバイクに乗せる
何をするのよこの人は!!
「頭動かすなよ〜」
ヘルメットって言ったかしら
それを被せて首紐を丁度いいキツさで締める
「准司さんって手綺麗ですね」
喧嘩なんてしてないんじゃない?
「そんなの初めて言われたけどな」
「そうですか」
「そうですよ」
何だろう。
ツンツンしてる総長としての性格と、この優しくて可愛らしい性格
准司さんの性格はどっちが素なんだろうか
「紅雨、俺の腰に腕回せ」
言われた通りに腕を回す
「しっかり掴まってろよ」
「スピード出さないでくださいね?」
「保証はできねぇ」
振り返ってニヤッと笑うとバイクを急発進させる
「珍しいな。普通急発進させると女はギャーギャー騒ぐんだけど?」
確かにびっくりしたけど騒ぐ程じゃない
こんなので騒いでたら金属器を身に纏って戦うなんて出来ない
金属器って実は憑代を身に纏うことが出来る
空を飛ぶことも出来るし、憑代によっては火を吹くなんてこともできる
凄いでしょ?
「風、気持ちいいですね」
気温も少し下がってきてて風が良い感じに冷たい
「だろ?だからバイク乗るんだよ」
確かにこれはずっと乗っていたくなる
見慣れた...って言っても昨日初めて見たけど家の周辺の景色になって行く
「もう直ぐ着くからな〜」
残念。もうちょっと乗っていたかった
バイクから降りて...というか降ろしてもらってヘルメットを返す
「准司さん、また後ろ乗せてくださいね!!」
「気が向いたらな、早く行け。俺が帰れねぇ」
またバイクに乗れる!!
心の中でガッツポーズをする
「ありがとうございます。帰り、事故しないでくださいよ?」
「当たり前だろ」
自信満々に笑うとしっしっと動物を追い返す時のような手の動きをする
頭を下げて踵を返す
バイクの走り出す音が聞こえる
何か...准司さんってよく分からない人
そうそう涙玉に電話してって言われてたんだった
お風呂入ったら電話するかな
無邪気に笑う可愛い妹の姿を思い出した

