異世界の男に恋をしました

side准司



まさか朝道案内してやった女を日和が連れてくるとは思ってなかった




今まで女を連れてくることなんて無かった




俺等が紅華だから



女共が顔と地位目当てで寄ってくるって知ってるからな



こいつ...紅雨も同じじゃねぇのか?



「紅華って何ですか?」



「あ"?」



俺達を知らねぇ奴は初めて見た



嘘か?



いや違う。あの表情は本当に知らない奴がする顔だ



面白ぇ奴



しばらく遊んでみるかねぇ





そう思ってたのによ




下っ端共に顔見せさせたらカタカタ震え始める




「大丈夫か?」



触れるか触れないか、ギリギリの所で鴨の手は弾かれる



怯えた目で俺らを見ると張り詰めた糸が切れたように気を失った




「...ごめんなさい...ごめんなさい兄者」



何に怖がってるかは知らねぇけど



俺達紅華は傷を背負う人間の集まり



過去に縛られてきた人間だ



お前も助けてやるからな