異世界の男に恋をしました

「武政くん、眞弥さんってそんなに怖いの?」


すぐ隣に居た武政くんに聞いてみる



「もんのすごく怖い。僕達の先代っていうのもあるけど。日和のこと溺愛してて、口説こうとした祈が1週間人前に出てこなかったくらいだよ」



何されたんだろうねぇってケタケタと笑っているけど



「じゃあ日和。ちゃんと連絡するんだよ」



「もう何回も言わなくても分かってるよ!!
仕事まだ残ってるんでしょ?早く行きなよ」



そう言う割には顔がもっと居て欲しいって言ってるわよ



日和ちゃんの表情を見て眞弥さんは口を開く



「今日は頑張っていつもより早く帰ってくるようにするから」



その言葉にぱぁって効果音が付きそうなくらい明るい顔になった日和ちゃんは本当に眞弥さんが大好きなんだって分かるくらいで



私も春鑼と一緒に居た時こんな感じだったのかな



チクチクと小さな棘に刺された感覚が胸に走った




「入るぞ」



眞弥さんが車で職場に向かうのを見届けてから准司さんが歩き出す




「「こんにちは!!」」



バイクのお手入れをしていたらしい顔の似た2人



「.....ああ」
「ん〜」
「元気だね〜」
「うんうん」
「やっほー」




それぞれ違う反応をして中に進む



私も日和ちゃんに手を引かれて付いて行く




「あ、えと、こんにちは」



ぎこちなかったかな?



倉庫の中は色とりどりの髪をしたお兄さん、お姉さんでいっぱい



日和ちゃんみたいな子がたくさん



「階段気を付けてね〜」



武政くんの一言に足元を見ると1段1段が高い階段が



「初めて来る子は大体躓くんだよね」



そうだろうね...現に鴨さん躓いてるもん



後ろを振り向くと、意外と倉庫が大きかったことに気付く



これだけ沢山の人が入れるんだもの



まだ入りそうだけど



階段を登り終えると扉が3つ



真ん中の部屋に入ると



「皆遅かっ.....誰その娘!?」



あからさまに驚くスカイブルーの髪色



そんなに驚かなくてもいいじゃない