異世界の男に恋をしました

side日和



朝のホームルーム



いつもなら1人で入ってくるたませんの後ろに赤髪の女の子がいた



堂々とした佇まい、意志を持った瞳



私達の荒れ様に驚く事無く自己紹介を済ませる




整った顔をしているけど




何かを背負って生きてきた人の顔つきだった




でもそれよりも




「かわいい〜〜」



髪の色は派手なんだけど背も小さくて、顔もかわいい



かわいいっていうか綺麗が似合うかな?



でもかわいいの



たませんが私の方を指さして紅ちゃんが私の後ろに座るように言った



マジで?マジで?マジで?




めっちゃ話せるじゃん?



さぁて紅ちゃんと仲良くなったらアイツらにも会わせるかな




アイツらなら私を過去から救ってくれたように



この子を救い出すことが出来ると思う




少しでもいい。私達がこの子の居場所になれば。


心が楽になるなら。



この子が背負ってる過去は私達の比じゃないくらいに大きいんじゃないかな



この小さな身体でずっと耐えてきたんだろうな



長い時間をかけて少しずつそれを溶かしていければ



春に雪が溶けるように



そう思った