異世界の男に恋をしました

「いやん、かわいい〜」



私の頭を優しく撫でる手は、昔お母様が亡くなる前にしてくれていた動作




どこか懐かしく感じた



休み時間になるたびに教室の外は人でいっぱいだった



「やばい、めっちゃかわいい」


とか


「綺麗だな〜。付き合ってくれたりしねぇかな」


とか男性方の欲望の言葉がよく聞こえる



日和ちゃんは気にしなくていいからね〜って言ってマシンガントークを繰り出してくる




綺麗に巻かれた金髪は毛先が若干桃色で綺麗



日和ちゃんは本当に優しい



だって下心が見え見えの男子が近付かないようにしてくれる



クラスに馴染めるように女の子との間に入って会話が続く様にしてくれる



授業も教科書が無い私に自分の机を動かしてまで見せてくれる



「紅雨ちゃん。お昼だけど連れて行きたいところあるんだよね。行く?」



日和ちゃんの事だから面白い所に連れてってくれるんだろうな



「行く」



そう答えるしかない



一緒に教室を出た