異世界の男に恋をしました

side紅雨



うーーー




案の定道に迷った



どこをどう行けば学校に着くのよぉ




辺りをキョロキョロと見ていると後ろから声がした



「ねぇ君。琴城高校の子でしょ。道にでも迷ったの?」




声のほうを見ると1人の男の人



同じブレザーを着ているから同じ学校ね



不安で声が出なくて首を縦にコクコクと振る



綺麗な金髪



耳はピアスがジャラジャラ付いてるけど



「おいで。俺も今からそこに行くから一緒に行こう」



見かけによらず優しい人



その人の後ろに付いていきながら観察してみた



がっちりした春鑼と違って細身



髪の毛は傷んでなくてサラサラ



きちんとワックスって代物でセットしているのか風が吹いても靡かない



ピアスは左耳だけで8個は空いてる



気付いたら目的地に着いていた



「転校生でしょ?職員室はここ真っ直ぐ行ったところだから。」




学校生活楽しんでね〜と背を向けながら手を振ってくる



なんかチャラそう



あっ!!お礼!!



振り向くともう姿は見えなかった



顔はそんなに見てないから覚えてないけどあんな派手な耳とかなら直ぐに見つかるでしょ




教えて貰った通りに職員室までの道を行く



職員室に入ると数人の教員が居た



「おぉ!!成龍紅雨だな。説明する事があるからこっち。」



そう手招きする人



「成龍のクラスは1-Sな。担任は俺。玉城(タマキ)だ。よろしく」




色は白いけれどトレーニングを毎日欠かさずやっているのが分かる




「じゃあ今から教室行くから、付いてこいよ〜」