異世界の男に恋をしました

そんな可愛い火の玉は実在しないから三角コーナーに殻は捨てた


人数分の目玉焼きと少し焦げ目のついたベーコン


レタスは水洗いしてサラダにした


冷蔵庫をもう1回覗いた時にトマトもあったから輪切りにしてのせておく


美味しいといいんだけど


「さっちゃんこれ持ってって貰える?私准司さん起こしてくるから」


もうすぐ私が起きてから1時間経つ


そろそろ起きてご飯を食べてもらいたい


作っちゃったしね


仮眠室はオレンジ色の電球がついてて仄暗い


規則正しい寝息が聞こえる


「准司さん、起きてください。ご飯食べましょう」


体を揺すっても起きないから頬を軽くペちペちと叩く


「起きてください」


「んん...寒い」


「え?...きゃっ」


何が起きたのかわからなかった


こめかみに硬いけど少しふにっとするものが当たる


目の前には准司さんが着ている黒のスウェット