異世界の男に恋をしました

あんな風に我を忘れることは久々だった


怒りに任せて殴るなんて...


感情をコントロール出来ていない証拠


炎牙兄様に知られたら


「まだまだ子供だな」


なんて言われてしまう


制御できるように訓練しよう


「下の奴らが言ってたぞ。タコ殴りにしてたって」


言っちゃったのか...口止めしておけばよかった


「そうですね...。私も何であんなに殴っちゃったのか分からないです」


ソファーに横になって顔を手で覆う


自分が怖くなった


私の知らない私が存在する


それも凶暴な私


どんな時に出てきてしまうのか知る必要があるのかもしれない


「紅、そのままでいいから聞け」


准司さんは言う


「例えお前が凶暴であろうと、お淑やかであろうとお前はお前だ。朔真も日和も俺等は成龍紅という人間が仲間であることを誇りに思う」


「はい.....ありがとうございます」