異世界の男に恋をしました

side朔真


倉庫で横になって考えた


総長が言ってた通りで紅はめちゃくちゃ強い


あんな細い体のどこに力があるんだろう


でも俺が殴られた後の紅はなんだか怖かった


綺麗な赤い瞳は光を宿してより一層綺麗に見えた


髪の毛も1本1本が意思を持っているみたいに動いていた


聞いたことも無い声で相手を脅す姿はまさに武将


俺を殴った2人を動かなくなるまで殴り続けていた


見ていて紅がどこか遠くへ行ってしまうような気がして声をかけたんだ


紅は怯える俺等と自分の体、横たわる2人を見て悲しそうな顔をした


あの時声をかけて正解だったのかもしれない


2人の首に手を当てて脈があることを確認した紅は酷く安堵していた


倉庫に戻る間も本人は気付いてないだろうけど震えていた