ぎゅるるる...



気づかなかったけれどお腹は正直にお腹が空いてると言っている




さて、夕ご飯はどうしようか




自炊は出来るんだけど食料がない




近くに大きいスーパーって呼ばれるお店があったような




そこで材料を買っておこうかしら



「えぇと、お金と、あっ鍵と携帯!」



実は携帯という長方形の液晶はお父様が買い与えてくださった



誰も登録っていうものをしていないけどね




『誰かお前にとって必要な人だけ、連絡を取れ』



随分と念を押された



「行こ」



ホームシックかしら



普段話さないお父様との会話が直ぐに頭に浮かんでしまうわ



頭を軽く横に振りそれを考えないようにと振り落とす




記憶を頼りにスーパーまで歩く




確かここら辺に...あった!!




見慣れない街を1人で歩き回るのは大変




これで1週間は買物に行かなくていいって位の食料を買った




両手にパンパンの白いビニール袋をさげて帰路につく




「早くご飯済ませて寝よ」




疲れたのかしら、眠気が






家に帰って簡単にご飯を済ませると明日の準備をしてお風呂にゆっくり浸かって歯を磨いて...




私は夢の世界へ落ちていった