異世界の男に恋をしました

右足で強く地を蹴って身体を上へ


そのまま持ち上げて顎へ当てに行く


ゴッと鈍い音がした


よし、当たった


掴まれていた左手も自由になった


相手は仰向けに倒れていった


あまり知られていないみたいだけど顎は急所の1つ


ボクシングとかの格闘技でもよく狙われる場所


強い衝撃が加わると脳震盪を起こすことがある


結構危険なの


さっちゃん達の方を見るとあと1人


それももうボロボロのフラフラ


残念、見れなかった


「紅雨、やるじゃん。こいつ結構強そうなのに」


「うん、殴られてたらやばかったと思う」


冗談じゃなくて本当に


「次はさっちゃん達の見学したい」


絶対かっこいいと思うのって言ったら


「照れるだろ〜」


ってバシバシ叩いてきた