異世界の男に恋をしました

少しだけ国を懐かしく思っていたら


「紅雨、気を付けろ。誰かが尾けてきてる」


さっちゃんの一言で現実に引き戻された


耳を澄ましてみれば確かにそんな気がする


5人...?いや10人くらい居る


大勢で来るなんて卑怯な人たち


でもそれはそれで都合がいい


だって倒しちゃえば向こうの戦力を削ぐことが出来る


「ちょっと路地に入ろう」


下っ端君の提案で暴れるには申し分ない幅のある路地に入った


案の定尾けて来ていた奴らも入ってきた


「お前等どこの奴等なの?」


ニコニコと可愛らしい笑顔を浮かべるさっちゃんの雰囲気はこれから喧嘩をするとはとても思えないものだった


「別に何処でもいいだろ、殺らなきゃ俺らが殺られるんだよ」


そういう人の顔は少し怯えていた