異世界の男に恋をしました

昨日、私に死ぬなって言ったのは誰よ



戦争が終わったら話すことがあるって言ってたじゃない




あなたが死んじゃったら何も分からないじゃないの




ねぇ起きて、起きてよ




綺麗に澄んだ、強い意志を持った瞳で私を見てよ



「春鑼.....何で? 何で私を置いてっちゃうの?あなた以上に好きになれる人なんて居ないのよ。お願い、起きて?」




春鑼が起きてくれるなら他に何も要らない




春鑼が居てくれるならそれでいいのよ




カランッ...



春鑼の懐から落ちたもの




これも昔、貿易商の勉強をしている時私が初めて1人で売買に成功した賃金で買ったネックレス




持ってるならちゃんと付けてよ




捨てたのかと思ってたわ




立とうとしたけれど力が出なかった




「あれ...?」




蝶華に支えてもらって部屋に戻る



着替えようって気持ちはあるのに




体が言うことを聞かない



動かない。




「あはは.....。春鑼ぁ」



声を押し殺して1人で泣き続けた