「はあ。」


目の前ででかいため息をついた男…。

この人は永瀬廉。
私と同じA組の生徒だ。



『どしたん…』


「どしたんって、言わなあかん?」


『いや、言わなくていい。
大体わかる。』


私の前の席に股がってこっちを向き座る廉くん。
私の机に突っ伏しているけど私は携帯をいじる。



「流石優月。
もー、なんで俺A組なん?」


『私に言わないでよ。(笑)
それに私はこの組み合わせでよかったと思うよ?』


この組み合わせとは
A組が私と廉くん。
E組に紫耀と海人くんと玲愛。