小さな水しぶきをあげて
走り回ったプールサイド。


照りつける太陽に負けないくらい
大きな笑顔で笑ったグラウンド。


黒板に数字が散らかるのを
真っ白いそこに写し出す教室。


出入り禁止の屋上は
私たちの特等席だった。




きっと、忘れない夏。
きっと、思い出す夏。


きっと、ずっと、一生。


大切な夏――――。