盛り上がる莉奈と葉月君。チラリ、平松君を見ると、楽しそうに笑う莉奈に優しい眼差しを向けていた。 「・・・」 「俺、飲みもん取ってくるわ」 「はーい。いってら!」 「相川と大地の飲み物も何か持ってこようか?」 そう言って私と日向君の空のコップを指差した。先ほど入れたばかりのアイスティーは気が付けばもう飲み干していたようだ。 「あ、大丈夫。自分で行くよ」 「俺も」 立ち上がった私達を気にする事なんてない二人を横目に、私達はドリンクバーに向かった。