鈴峰Side




パッと目を覚ますといつの間にかみんないて





「なんだ、みんな来たんだ?」




眠い目を擦りながら言うと




明らかに翔登が不機嫌になる。




「なんだよ、来ちゃいけねーの?」




いやいや!そういう意味じゃないから!




「遅いから来ないのかな?って思ったの」




だからのんびりしちゃったんだし!




「ねぇ、ひま…」




ヘッドホンを外した蜜月が不機嫌そうに言う




「なにしてーの?喧嘩?」




いやいや!あたし等だってそんな喧嘩したくてやってるわけじゃないよ?




平和が1番だからね!?




「うん、やろ」




即答かよ!




あたしは、言い争いが好きじゃない。




殴り合いなら大好きだよ!




いや、それもダメかな?笑




でも、この世界に入ってるいじょう殴りあえなかったら辞めた方がいいじゃん?




自分が命を落とすだけ、




命は大切にしなきゃ




意味もなく殴ったり殺したりなんかしないよ




普通の人間ならね…?




前にいたな、No.1の座を手に入れたくて自分を見失った奴。




でも、そいつあたし等の前から姿を消したんだよね…




なんか今更嫌な予感がしてきた、




この後波乱が起きそうな、そんな予感が…