ぶっ飛びプリンセス


アイルは自分の意思で私に仕えてくれる?
何それ嬉しすぎる…


「アイル…好きっ!」


嬉しくてぎゅっとアイルに抱きつく


「る、ルナ様、苦しいです…」

「ごめんね、つい嬉しくて」


少し抱擁を緩めながら抱きつき続けてると…


「ルナ…浮気はダメだよ」


ラルム様の輪からいつの間に出て来たのか、そこにはリオン様が立っていた


「アイルは女の子ですよ?」

「知ってるよ。でも、ダメ。妬くよ?」


相変わらず嫉妬深い旦那様です


「で、何かご用ですか?」

「兄を休ませるから部屋に戻ってていい。ルナを兄さんに紹介したくても、兄さんはまだボンヤリしてるしな」

「わかりました。お部屋に戻ります。リオン様は?」

「俺は、国王陛下と今後の話をしなきゃいけないから…」


今後の話?
よくわからないが、大切な話なのだろう


「じゃぁ、失礼します」


軽く頭を下げて退出
ラルム様とお話し出来ないのは残念だが仕方がない
目覚めたなら焦る必要はない
そのうち機会をもらおう