「要するに…リオン王子のゲイ説はルナのせいだった訳ね?」


リオン様とミエルが去って行った方を見ながらお姉様が言う


「私のせい…?」

「ルナを男の子と間違えたのが原因だしね」


そんなの私のせいじゃない
男の子と勘違いしたリオン様が悪い

いや、でも…
男の子に間違われるような行動をしたのは私か…

ん?やっぱり私のせい?


「まぁ、どっちにしろ心から安心出来たわ」


お姉様は清々しい笑顔を浮かべた


「リオン王子は意図せず二度もルナに好意を持たれた。二回も好かれるなんて、ルナがよっぽど好みなのね」


リオン様は二度私に好意を…
うわぁ、なんか凄く照れる


「あらあら、ルナ…真っ赤よ?」

「だ、だって…照れるよ」

「まぁ、ルナったら可愛い」

「お姉様、ニヤニヤしないでよ!ってゆうか、お姉様は部屋に戻りましょう!ね?!」


身重なんだから
具合も良くないんだから

そう言いながらお姉様をお部屋へと連れて行った

その間もお姉様はニヤニヤしていた