ぶっ飛びプリンセス


「ソレイユ様?!どちらに行かれるんです?!今日は部屋で大人しくとミエル様に言われたのでは?!」


廊下をズンズン歩くお姉様
その事に驚くアーロ含む侍女達


「ルナの旦那を見に行くのよ!」

「しかし、お身体に障ります!」

「ちょっと挨拶するだけよ」

「せめて、もう少し厚着をして下さい!あと、もっとゆっくりとお歩き下さい!」


アーロに上着を差し出され、渋々着るお姉様


「アーロは心配性ね」

「今は、ソレイユ様だけのお身体ではないんです。心配にもなります」


アーロはお姉様と赤ちゃん
どちらも大切に思っているんだ

微笑ましい


「ルナ様。笑ってる場合じゃないですよ。今から言っときます。ご懐妊されたら絶対安静。いいですね?あちらの侍女達を困らせてはいけませんよ」

「…はい」


妊娠してもないのに
もう釘を刺される私
アーロは本当に心配性だね