「お姉様。本当にリオン様はゲイじゃないです。自分で言うのも恥ずかしいですが…私、だいぶ愛されてます」
凄い独占欲を発揮されるぐらいには愛されてる
「それと同じくらい私もリオン様を…愛してます。お姉様が心配するような事はありません。政略結婚だったけど、私とても幸せだよ?」
私がはっきり言うと、お姉様の心配そうな顔が緩んで行く
「ルナがそこまで言うなら、そうなのね。凄く心配してたけど、ルナが幸せなら良かった」
一応、リオン様の噂を否定できたのだろうか?
「でも…」
ん?でも?
お姉様がベットから降りて立ち上がる
「ちょっと、お姉様?!悪阻で辛いでしょ?!寝てないと!」
「自分の目で確かめる!可愛い妹の旦那がどんな人なのか確認したいわ!」
さっきまで辛そうにしてたお姉様が一転
使命感に満ちた顔で歩き出す
本当にリオン様を確認しに行くらしい
使命感に燃えたお姉様を止める術はない
とりあえず、お姉様について行こう


