「ルナが嫁いでからなんの音沙汰もなくて、ルナの家族も心配してるだろうしね?」
心配?
何に対して?
「ルナの当初の発言を思い出すと…俺はゲイだと思われてるみたいだからな。ゲイに大切な娘を差し出したんだ。心配もするだろう」
あっ、そうだった
私、同性愛者の王子に嫁になりに来たんだった
お姉様が"愛されないの分かってて嫁ぐもんですか!!"って叫んでたね
懐かしいなぁ
「じゃぁ…それを訂正しに行くんですね?」
「あぁ、心配させっぱなしじゃ申し訳ないしな。ちゃんと、ルナを大切にする旨を伝えないとね」
そう言いながら微笑むリオン様にドキッとする
本当、2人の時のリオン様は…甘い
「で?付いてくるか?薬草関連の書物ならルナの国の方があるだろうしな」
あ、そうでした
そーゆう話でした
「行きたいです。お姉様にも会いたいし。あ、ミエルにも会いたいなぁ」
みんな元気かな?


