「ある人からの入知恵って…ある人って誰?」

「ロージィ」


俺が言うとソエル姉さんは納得したように頷いた


「ロージィね。納得。ルナさんが邪魔だったから排除しようとしたのね。王妃への凄い執着。ラルムが眠ってから、リオンに乗り換えるのも早かったものね。凄い行動力を持ってるのに…勿体無い才能ね」


まぁ…
ルナに薬師との関係を示されてからは、その行動力は消えたけどね

今のロージィは放心状態
無気力状態が続いている

そんなロージィは自宅軟禁
その監視にはバラット大臣が就いている
次、罪を犯したら…牢生活が待っている


「で?ルナさんの何がいいの?」

「…まだ、諦めてなかったのか」

「だって、ルナさん普通の王女っぽかった!あんな普通の王女なんて何人も泣かせて来たじゃない!なのに今回は結婚しちゃうし、リオンは嫉妬丸出しにするし、絶対何かあるでしょ?」


ルナは王女しなきゃいけない時はする子
だから、隣国の女王陛下の前では完璧な振る舞いを示した

それをわざわざバラすの?