side:リオン

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今朝、急に来た
隣国モンド国の女王
ソエル女王陛下

小さい頃から面識があり
俺たち兄弟の姉的存在だった
俺たちは"ソエル姉さん"と呼び慕っていた

そのソエル姉さんは今では立派な女王になり
政治的な面ではとても頼れる女王だ

しかし、時々こうして弟分を困らせ楽しむ癖がある…


「急に来たと思って、急いで客間を準備すれば姿を眩まし、城内散策と言う名のルナ探しを決行する…本当に何しに来たんですか？」


先ほどルナと鉢合わせていたソエル姉さんを、客間に戻し椅子に座らせ問う


「だから、言ったでしょ？あんたの嫁を見にきたの」

「そのうち連れてくって言ったでしょ…」

「そのうちって言って1ヶ月経ったわ」


その後色々あったんだよ
ロージィの事やら、ルナの失踪とか…

行けるわけないだろうが


「聞きたいことあったし、久々に来てみたかったし？だったら、嫁を見に行こうって思いついたわけ」

「せめて、連絡して欲しかった…」


ソエル姉さんはこんな人だ