「今までの子と何が違うの?普通の王女でビックリしたわ。まぁ、多少幼い気はするけど…」

「ルナは魅力的な女性です。でも、それを教える気はありません」

「普通の王女を何人も泣かせて追い返したリオンが普通の王女を妻にするなんて…おかしい。絶対何かある!」

「教える気はありません」


突如始まるリオン様と女王陛下の攻防
私は見てるしかできない


「あっそ。じゃ、勝手に調べるわ」


そう言う女王陛下は私に向きを変えた


「ルナさん。特技は?」

「………薬草、ハーブの知識を持っています」


乗馬とは言えない
薬草知識は特技でいいのか疑問だが…それしかない


「勉強家なのね…うーん、異色な感じじゃないわね」

「ソエル女王陛下…もういいでしょ?客間に戻りましょう」


納得いかない女王陛下
私のボロが出る前に立ち去りたいリオン様


「もしかして…夜が凄いの?」

「…え?」


何を言ってるの?
夜が凄い?