「初めまして。私はモンド国の女王。ソエルです」


ソエル女王は優雅に頭を下げる
アイルは驚いて身を引きすぐに低い体勢となる

私は瞬時に王子の妃として挨拶をする


「お初にお目にかかります。女王陛下。私はルナと申します」


頭を深々と下げて
女性らしく高貴な挨拶をする


「あら?普通の王女ね?リオンが夢中になるくらいだから…もっと異色な女の子だと思ったのに」


リオン様を呼び捨て?
リオン様の事をよく知ってる様子…

あ!
もしかして、隣国の姉みたいな存在の女王様?


「女王陛下!!」

「あら、見つかっちゃった」


現れたのはリオン様


「勝手に城内をウロつかないで下さい!」

「あんたが嫁を連れて来ないから会いに来たのよ?わざわざ来てあげたのよ?感謝しなさい」


リオン様をあんた呼び…
呆気にとられてるとソエル女王陛下は私を指差し言う


「で?この子があんたの嫁?」

「そうです。俺の妻です」


何か納得いかなさそうな女王陛下
私が妻だとダメなのかな?