ぶっ飛びプリンセス


ロージィの牢の前を再び通る
すると、ロージィが泣きながら叫ぶ


「助けて下さい!ルナ様!!」


私は思わず足を止める
そして、じっとロージィを見る


「ルナ。関わるな」


リオン様が私に言う
けど、私はロージィの牢の前に座った


「ルナ?!」

「?!!」


リオン様もロージィも驚いている

私には少し疑問があった
それを消化したい


「ロージィ様。私の質問に正直に答えてくれますか?」

「え?」

「答えてくれたら、リオン様に減刑を頼んであげます」


私には減刑する権利はない
けど、権利を持つリオン様にお願いは出来る


「ルナ…何を」

「お願い、リオン様」


私を止めるリオン様にお願いする
疑問をこのままにしてはいけない


「…わかった」


リオン様のお許しが出た
ロージィの尋問開始です