ぶっ飛びプリンセス


「よかったな、ルナ。足が折れてなかったら…お前は妊娠確定だったな」

「え…」

「自分の妻が他の男に触れられ…俺が妬かないとでも?」


どーやら足が折れてなかったら抱き潰されてたらしい…

足…折れてて良かった…


「だから…足が治ったら覚悟しとけよ?ルナ」

「あの…一年の猶予は?」


リオン様、私に一年遊ぶ猶予をくれたよね?


「俺の気持ちが変わった。一年も待てない。お前に触れたくて仕方がない。俺以外が触れたと思うと尚更な」


リオン様…
とても妬きもち妬きです…

いつかの王妃様の言葉が蘇る
"あの子も陛下の子だから妬くと思うのよ"


「今…国王陛下の血を感じました」

「あぁ、しっかり血を受け継いでるな。自覚してる」


あ、自覚してるんだ


「私も…王妃様みたいに外出禁止とか言われるんですか?」

「そこまではしない。……たぶんな」


たぶん…なんだ
気をつけよう…