今度はリオン様の動きすら止まった

ん?ミスった?
違った?
私、何か間違えた?


「ちょっと待て…なんだそれ」

「え?なんですか?」

「俺は、別にゲイじゃない」

「え?そうなんですか?」


え?じゃ…なんで私…抱かれてるの?


「確かに…跡継ぎ作らなきゃいけないから仕方がなく抱くが…ゲイじゃない」

「あぁ…純粋にそーゆう理由だったんですね」


なーんだゲイじゃないのか
噂は嘘だったんだ


「…そーゆう理由でも、お前にとってこれは屈辱的な事だと思うが?」

「まぁ…はっきり言えば凄く嫌です」


愛されてないのにこんな恥ずかしい事をされて
嫌じゃないわけ無い

それに…


「出来れば…まだ妊娠したくないです」

「……まだ?」

「そう、まだです。子供を成すことは仕方がない事なので受け入れますが…」


…言っていいのだろうか?


「なんだ?」


途中で言葉を出し惜しみしたのが気になる様子のリオン様

ま、いっか…
言ってしまえ私の本音