首筋や肩、色々な所にキスをするリオン様
しかし、その表情に愛は全く感じない

苗床に種を植える感覚
なるほど…これは堪えるね


「…口にキスはしないんですね…」


なんとなく思った事を口にすると、リオン様の動きが止まった


「して欲しいのか?」


とても面倒くさそうなリオン様
どーやら私は注文してはいけないらしい


「別にいいです」


簡単に言うとリオン様は何事も無かったように続きを始めた

気持ちいいのかよく分からない
リオン様の手が舌が私の体を這っていく


「…お前…変だな」


ボーッとされるがままになってた私に突然声をかけてきたリオン様


「え?…変?」


何が変?


「逃げないのか?」

「え?逃げませんが?」


だって、これが私の仕事でしょ?


「だいぶ屈辱的な事をされてる自覚ある?」

「まぁ…そうですね。でも、リオン様も仕方がないのでしょ?」


リオン様は黙る


「本当は男の人が好きなのに…女しか子供が産めないばっかりに…好きでもない人を抱くのだから」