「ルナっ!!」


ポプリから降りルナに駆け寄る

薄手のワンピースは汚れ
片足は腫れ上がっている

恐る恐るルナに触れる
温かい…むしろ少し熱い位だ
冷たかったらどうしようかと思った…


「熱があるんだな…」


とりあえず、自分の上着を脱いでそれでルナの体包む

そして、ぎゅっと抱きしめる
よかった…ルナ…生きてた…


「…んっ」

「ルナ?!」


ルナが目を覚ましたようだ
目が潤んで熱っぽい


「リオン様だ…」


嬉しそうに笑うルナは、俺の頬に触れてくる


「会いたかった…リオン様…」


ルナの瞳から涙が流れる
それを見ると俺の目からも涙が流れる


「あぁ…ルナ…俺も会いたかった」


そして、もう一度抱きしめる
存在を確かめるように力強く