ぶっ飛びプリンセス


休憩した後再び歩き始めた私
夕方になり、とうとう私のもう片方の足が悲鳴をあげた

痛めた足を庇って歩いたせいで、もう片方の足も痛めたらしい


「ごめん…ポプリ…歩けない」


ポプリの支えも虚しく
私は崩れるように座ってしまった

もう立ち上がれない
今日はこれが限界かもしれない

ポプリが私の状況を理解したのか、足を折りその場に座った


「アイルは…無事かしら?」


思い出し涙が出る
死なないで…アイル


「リオン様は…もう帰って来たのかな?」


出張先から帰ったら私が居ない
それが分かったら探しに来てくれるかな?

そこで思い出す…騎士の言葉


リオン様の出張先は元恋人の所

貴女は愛されない

可哀想な王女


リオン様…
貴方を信じています