「ただ…最後の馬小屋爆破の命令は辛かったみたいです。自分が世話した馬達が爆破で死ぬのも怪我をするのも耐え難かった。だから、爆破前に馬を安全な場所まで避難させたそうです」
事前に馬を避難させていれば…
馬が無傷なのも納得だ
「お祖父様?お祖父様信じてくれるよね?私じゃないわ…」
完全に退路が断たれたロージィは自分の祖父に縋る
しかし、もうバラットには庇いきれない位の証拠が上がってしまっている
「ロージィ…今すぐに罪を認めて陛下に謝りなさい」
その言葉にロージィが叫んだ
「嫌よ!!なんで私が謝るの?!アイツがいなきゃ私が妃になれた!!王妃になれた!!」
もう、認めたと言っても過言ではない言葉だ
しかし、本人は怒りで我を忘れてるようだ


